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いとしきアラカン

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一流の方の包容力(福山さんとマギーさん)

近ごろ、その道で極められた方々には、共通した特色があることに気が付きました。それは、余裕というか包容力があるという点です。しかし、私の場合、そんな、一流人と話す機会などありませんので、もちろんテレビを通しての感想です。

◎<福山雅治さん>=日曜の朝、「ぼくらの時代」という番組で、おっしゃっていたことは、「自分は、すべて受けきる!!」と言いきっておられました。
たとえば、有名人である福山さんが、外でお食事すると、必ずと言っていいほどお店の方が特別にサービスの、お皿を加えて下さるそうです。福山さんは、内心気が、重いかもしれません。お腹がいっぱいかもしれません。福山さんも最初は断ったりしていたそうですが、やがて、そんな自分の気持ちよりも、お店の方の気持ちを 考えて、「お店の方にとって、その一皿サービスが、たった一つの感謝の表現方法なんだろう。断られたら、お店の方の心もへこむだろう。」と思って、それからは、断ったり、否定したりしないで、すべて気持ちを受けきるようようになったそうです。なんと広いのでしょう。なんて強いのでしょう。(*アラカンミーハーでした。)
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◎<マギー司郎さん>=マジシャンのマギー司郎さんが、NHKTVBSで、小学生に自分の弱点をトークに織り込みながら、マジックを発表させるという公開授業をやっておられました。皆、弱点をもっていても、それを隠して良いところだけ背伸びして見せているのではないでしょうか。なぜなら、世の中の価値感は、強い、速い、賢い、美しい等完璧なものだけが、認められるように感じられるので、自分の不完全な弱点をさらしたら、バカにされるのでは、相手にされなくなるのではという、恐怖があるからです。でも、いくら、自分の弱点を背伸びして隠しても、周囲からは見抜かれているのだし、空気も重苦しく窮屈になってきます。それならば、いっそ肩の力を抜いて本音で、自分の弱点をカミングアウトしたらという提案です。マギーさんも、「弱点も表現してしまえば、弱点ではなくなる。そして、一歩強くなれる。」と、おっしゃいます。皆、誰でも弱点があるのでほっとするし、弱さを抱えた人間に対する慈しみの心で、誰でも弱点はあるけれど、弱点の種類が各々違うだけだから、相手の弱点をバカにしてはいけないなという気付きも育まれると思います。また、マギーさんは、別の場面で、人間に必要なのは、強さよりも、弱さであるともおっしゃっておられます。一見、逆説的にもとられがちですが、成熟した言葉だと思います。
世の啓発本では、「プラス言葉のみを使いましょう。」とも言われておりますが、弱点をそのままさらすのが怖い場合は、弱点をユーモアでくるんで、開き直りの、カラッとしたプラスの雰囲気で表現すれば、OK!!では
ないでしょうか。たとえば、自分の弱点を、うじうじ暗く表現すると、周りの空気をどんよりした雰囲気にしてしまいますが、同じ自分の弱点でも、カラッとしたユーモアに包んで開き直り風に、「私はこうですけれど、それが何か?」というふうに自分の存在を堂々と自信をもって表現すれば、強く明るいオーラを周りに与えて「人間は弱点があっても、堂々と不完全をはじることなく生きて良いのだ!!」と勇気付ける雰囲気を振りまくことになると思います。  時と場合に応じて、本音トークは必要ですね。弱さごと慈しむマギーさん、なんて優しいのでしょう。(*やっぱり、アラカンミーハーでした。)
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一般的に、優れている点の多い方は、傲慢にならず、むしろ謙虚な表現をしたほうが良い感じを周りに与えますし、逆に弱点の多い方は、卑屈にならず、むしろ堂々と明るくふるまったほうが良い感じを周りに与えると思います。足りないものを補ったほうがバランスがとれて、美しく快い空気になると思うのですが。。。
by itosikiarakan | 2013-10-03 11:40 | 私のこと