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いとしきアラカン

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梅ちゃん先生と価値感の平等

朝ドラ「梅ちゃん先生」もゴールに近くなってきましたね。私が、このドラマから感じたのはすべてのものへの「リスペクト」です。今の時代は、価値感の多様化で何が良いかは個人の選択というふうになっています。「梅ちゃん先生」の時代は世間一般の価値感がまだ多様化していず、世間一般の価値の相場が、ほぼ固定化されていたと思います。それにもかかわらず、伝わってくるメッセージは「社会的地位で人は差別できない。みんな、それぞれの持ち味で平等にすばらしい!!」というすべてのものへのリスペクトです。高学歴の医者や教授ばかりに価値があるのではなく鉄工所で懸命にレベルの高い仕事をする人や、町医者として地域の心に沿って仕事する人、味と安らぎのための食堂の人、家事を一生懸命真心をこめてする人、すべて平等に素晴らしいと感じます。その象徴が、鉄工所のノブと医者の梅子の結婚です。さらに、「表向きの性格能力で人は差別できない!!結果や内面で総合的にみれば、みんな、それぞれの持ち味で平等にすばらしい!!」というメッセージも伝わってきます。一見不器用な梅子ですが、相手に対する思いやりの深さや、根気強さで、結果的には大きな仕事をやりとげます。一見器用にソツなくこなす松子に劣っているように見られがちでしたがなんら遜色はなく平等です。表向きの器用、不器用だけで人を差別したり裁くべきではないと思います。すべてのキャラにリスペクトであれば、今話題のイジメ問題もなくなるでしょう。兎と亀は平等で、むしろ最後には亀が勝つのですから。058.gif
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by itosikiarakan | 2012-09-11 16:31 | テレビ・ラジオ