いとしきアラカン

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ラジオ文芸館(原田マハ著「無用の人」)

やっぱり、楽しいよ~!!「ラジオ文芸館」!!種類が違うので比較はできませんが、数人の俳優さんが、ラジオドラマの脚本を演じるスタイルもありますが、私個人の好みとしては、「ラジオ文芸館」の、一人のアナウンサーが、そのアナウンサ各人の持ち味で、真心こめて、短編小説を読み聞かせてくれる、今のスタイルが、淡々として抑制がきいていて演じすぎないので、かえって、心に、入りやすい気がします。
しかも、素晴らしい音響付きで、土曜の朝NHKラジオ第18:05~8:45が、至福の時間です。
今回の作品は、原田マハ著「無用の人」でした。美術館に勤める女性の主人公のお父さん(すでに、亡くなっていらっしゃる)から送られてきた誕生日祝いの品とは。。。そのお父さんは、世間の価値感から見たら、全然派手さもなく、目立たず、ウダツが上がらず、その良さが評価されず、あなどられたり、見過ごされやすいタイプだと思います。しかしその、淡々とした姿の裏の歩みの足跡は、地味であってもとてもキレイで他の人が真似ができない程、尊重すべき足跡です。内面の「誠実さ」「足るを知る心」「美を愛でる本当の豊かさを持つ心」「現実のありのままを、それ以上でもそれ以下でもなく受け入れるゴマカシの無い心」で、とても清々しく、きれいな野の花の様です。でも、お父さんは、それを意識してナルシズムに陥って、清貧を自分の生活スタイルに利用したり、売りにしたりもしません。、虚栄心や自己顕示や自意識に汚されていない、素朴でシンプルで清々しい生き方は、お父さんの愛読していた「茶の本」(岡倉天心著)の美意識に通じる美しさが、あると思いました。私も、以前その本を読んで、強く感銘を受けました。もう一度、その本を読み返したくなってきました。*お父さんの、何も無いアパートの様子も、茶室を思わせました。ここから、桜を眺めたら、それこそ、至福の豊かな時間でしょうね~!!本当の豊かさとは?世間の一般常識価値感に踊らせられない本当の幸福とは?いろいろ、かんがえさせられました~。。。無用の人などいないのですね。すべての人にリスペクト!!

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by itosikiarakan | 2016-04-24 15:42 | テレビ・ラジオ