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いとしきアラカン

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ひきつづき、何が良いのかわからない

 ひきつづき、何が良いのかわからないについてです。何が役立つかわからないと思う今日このごろです。一般常識では、「レベルの高いものでなければ、人に伝えるべきではない。」と、一定の水準以上のことのみが、役立つように思われがちです。でも、意外にも、実際立つのは、ささやかなことや、シンプルなことだと思います。たとえば、料理レシピでも複雑すぎる完璧なレシピよりも、「わぁー!!かんたんそう!!ひょっとして私にもできるかも!!」と思わせるレシピのほうが、私なんかは役立ちます。ささやかな何げない日常こそ、何といとしいことでしょう。   ドヤ顔で、「自分こそは、黄金の椅子に座るべきだ」と、相手を見下す心根よりも、一歩引いて、「相手を黄金の椅子に座らせる」心根こそエレガントで美しいと思います。
 前置きが永くなりました。そういった意味で、昨日BSテレビで観た映画は、とっても、面白かったです。    
          その映画の名前は「毎日が夏休み」です。
お母さんは一流会社勤務の夫、成績優秀で人望のある明るい娘を持っていて、それが誇らしく心の支えでした。なぜならそれは、競争的価値感からの一般常識では、勝ち組の証明でしたから。
でも、ある日突然その日常にびっくりするでき事が!!佐野史朗が、雰囲気ある本当の意味
で人間として一番大切なことを知っている賢さのあるお父さんを演じていて、いい味出して
いました。日常生活が何にもできない自分に気づいても、落ち込むどころか、すべて肯定的
に捉えて、自分の心根がエリート社員時代の上から目線の心根に比べて「どんどん謙虚にな って、小さくなって、感謝に満ちてくる」ことに、感動できる人なのです。そこが、強くて 美しいです。そして、日常生活を、どんどんこなしていくうちに、どんどん「人間として本当に生きている生活」を実感することになるのです。佐伯日菜子演じる中学生も、本当にチャーミングでした。思春期女子特有の、ピュアで心根がキレイな感性。。。そして、印象的な言葉と場面が「君が、必要だ!!何てスイートな言葉!!」とスキップしている場面です。これって究極の言葉!!忘れられない映画のひとつになりました。。。。。
 
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by itosikiarakan | 2011-08-29 15:42 | テレビ・ラジオ